シマとネリコの家の駐車場には芝生が生えています。
建売住宅なので、植木がもともと入っていたんです。
庭が欲しかったネリコは植木や芝も気に入ってこのお家に決めたのですが…
あんまり植物の気持ちがわかりません。
季節ごとのお花がたくさん咲くお家にしたいんだけど、けっこう花を枯らしています。
でも、もともと植わっている木々たちだけは!
ということで、何もわかっていない状態から芝を管理して3年目。
けっこう頑張ってると思う。
芝生があると大変なこと(芝生のデメリット)
芝生があったら青々と地面を覆ってくれるから雑草が生えてこないじゃないか…というのは、夢でした。
実際には、雑草が芝生の間からメキメキメキメキ生えてきて、おまけに芝生の込み入った根っこと絡まるのでぜんぜん抜けません。
しかも、芝生って弱いんです。
ほうっておくと雑草に負けていなくなってしまいます。
だから、いつも雑草に目を光らせておいてあげないといけません。
芝生がきれいなお庭に雑草がないのは、生えないからではなく生やさないように管理しているからだと知りました。
勝手に芝生がどんどん広がる
芝生って、ほっとくと横に横に広がろうとするんです。
ランナーっていう根っこ付きの茎みたいなのが伸びてきて、それが地面につくと地中に潜って根っこを遠くまで増やしていきます。
だからさ……
ある日気が付いたら、隣の家の駐車場へ侵入しようとしててね。
レンガとレンガのほっそい隙間にランナーがめり込んでるじゃないの!
このぶっとい根っこ付きの芝生の茎、硬いんですよ!
丈夫すぎて、引き抜こうにも引き抜けず…
ハサミでぶちぶちきって、細い棒でぐりぐりと隙間をほじくってなんとか敷地内にとどめました。
楽にやりたいなら、雑草用のニッパーが要りそうです。
こんなに根っこが強いのに、雑草には負けるとか。
芝生は手のかかる子です。
ぶっちゃけ冬の芝生はただの枯草
日本の気候だと、芝生って冬は枯れちゃうみたいです。
でも根っこは元気なんですね。
青々としてない芝生って物悲しいです。
それも季節を感じられていいか…と割り切っています。
春が来てあたたかくなると、少しずつ青い芝生が戻ってくる感じ。
枯れている間も、春の目覚めの為に雑草を抜いたりして。
冬も青々と茂らせるためには、種類の違う芝を混在させるという「オーバーシード」っていう方法があるらしい。
いま生やしている芝生の上から、冬に元気になる品種の種を撒いて育ててあげるんだって。
ネリコも芝生のオーバーシードに惹かれたものの……素人が種をまくのはとっても難しいらしいと知ってやめました。
何が難しいかって、種を均一にまけないということ。
まだら模様になって見苦しいらしい。
しかも失敗すると、いまある芝も消滅するとか。
芝生の肥料をまくとき「うわぁ、ここだけまきすぎた!」っていうのを何度も繰り返しているので、それが種になるわけね……。
芝のお手入れに必要な道具
道具をそろえ始めたのは去年。
肥料もあげ始めました。
芝生を枯らしたくないなら必要な道具です。
根切り用の「芝生スパイキング」
芝生の根っこを切って、再生しようとする力を利用して元気にしてあげる方法です。
芝生は放っておくとどんどん地面が踏み固められてかたーーくなってしまいます。
そうすると水も吸いにくくなるし、空気も入らなくなって芝生は枯れやすくなってしまいます。
だから、地面をほぐしてあげる道具です。
全体重をかける力仕事です。
さらにもう一つ!芝生の「エアレーション」用パンチ
これも、地面をほぐしてあげる道具です。
芝生はずーーーと同じ地面に密に生えているので、土がどんどん悪くなっていくんですね。
プランターの土も毎年おなじだと、どんどん花が咲かなくなっていきますよね。
土の中の栄養が植物に吸い取られて、カスカスになってしまうんです。
ちょっと新しい土を足して、空気を含ませたり、肥料を混ぜてあげたりして土の健康を保ってあげないと植物は枯れてしまいます。
それは芝もいっしょ。
ということで、芝生が生えている地面にプスプスと筒をさして、土をくりぬいてあげます。
根切り+土のくりぬきです。
筒形に穴が開いたら、そこへ新しい土を入れてあげます。
これを芝生のエアレーションと言います。
古い土と新しい土をブレンドしてあげられるという仕組み。
穴をあけるだけじゃなくて、筒型に抜くのでものすごく力が要ります。
芝生の雑草対策+エアレーションできちゃう便利グッズ
ネリコは、芝生用のスパイクは買ったのですが、エアレーションは買いませんでした。
そんなに広範囲に芝があるわけではないので。
そこで、雑草対策のついでにエアレーションできる便利グッズがあったので試してみました。
レビューが少ないからどうかな……と不安だったものの、重宝しています!
3月の芝生のお手入れ
芝生用の除草剤は、芝生は枯らさないのに雑草だけを枯らしてくれる最高の相棒なのですが……。
芝生にまだ元気のない3月は使うのをやめました。
夏は芝生がとっても元気!
雑草も絶好調!
なので、芝生用の除草剤をまいて手入れを楽にしています。
ま、ぶっちゃけ楽にするだけですよ。
芝生が元気のない時期は、手作業で雑草をとりのぞきます。
芝生の天敵!スギナに注意
これ、芝生じゃないんです。
雑草のスギナです。
空気が春につつまれて「いよいよ芝生が青くなってく!」というタイミングで先に頭を出す雑草スギナは罪深いヤツです。
芝生初心者には、新しい芝生なのか雑草なのかわかりにくい。
「芝生だー!そこら中からつくつく生えてきてる!」なんて状態は、じつはスギナで、芝生は死亡してるかもしれない。
芝生は、ツクっと一カ所だけ青くならずに、全体に色がついてくる感じ。
芝生の新芽は柔らかくてほそいです。
というわけで、スギナを撃退します。
例のやつを刺して…
穴が開いたところには、適当に安い土を上からかけて足で踏んでおきます。
これでエアレーションも完了!
(ということにしている)
スギナ以外の雑草も、「抜けるんです」くんでグリグリしてほじくりました。
そして、芝生用の肥料を全体にかけて3月の芝生のお手入れは完了です。