ネリコです。
毎日のご飯作りがめんどくさい。主婦の悩みですな。
ネリコもたまにめんどくさくなります。だって、料理中は立ってないと作れないんだもん。疲れてるときは嫌ですよね。フライパン重いし。
でも、周りの「料理をするのが嫌でたまらない!」と結婚したてに嘆いていた友人たちやら、ベテランの主婦の話を聞いていると、”めんどう”な理由はネリコと根っこから違うみたいでした。
「考え方を……変えてみたらどうかな?」と友達に話した1年後……
「ねぇ!なんか楽になったよ。献立を調べて決めなくても今は適当に作れてる!」とうれしい報告が。よかった!
毎日の料理が少しずつ身軽になる考え方をおすそ分け出来たらなと思います。
毎日の料理が家庭クラッシャーになる理由
「何を作ればいいかわからない」
料理が嫌になっている人が一言目に必ずいう言葉。
「旦那がたまに作ってくれるのはいいけど、せっかく1週間の献立を決めて無駄なく買ったのに、想定外に使われたせいで翌日から材料が余り始める」
めちゃくちゃ、真面目やーーーん!
話を聞いていてびっくりしてしまいました。
料理が嫌になっている人ほど、「何を作るのか」をかなり前から綿密に決めているっぽい。頑張って決めた予定を崩されるなんてムカつくし、予想外の出来事にうろたえたり、余った材料をどう使うべきか検索しなおしたり……そりゃ疲れますな。
「今日は外食しようよ!」と言われても「今日は俺が作るよ」と張り切られても「楽できたラッキー!」て思えなくなる怖さが潜んでおるのです。
ありがとう、なんて微笑む余裕もなくなってきて、
「あーあ、また明日決めなおさないといけない……めんどくさ」
「余った食材はどうしてくれんだよ?お前やって事あんのか」
に始まり、ストレス値がどんどん上がっていく負のスパイラル。こんなことうん十年もやってたら、良かった仲も悪くなって愛も冷めますわな。
でも、長年にわたり自動的に怒りを蓄積しているので主婦本人は何にムカついているのかすらわかっていなかったりします。
「決める」「決める」「決める」……
どんなに他愛のないことでも、「決めること」って脳みそが疲れるらしいですよ。毎日の料理が嫌になるのはプレッシャーがかかっているから。
無理やりひねり出した献立で作った料理に「これ味が……」なんて感想を述べられたあかつきにはプッツンですよ。
……ただ、感想言っただけなのに。(←何もわかっちゃあいない人の一般的な意見)
キケーン!!
このパターンで長年、蓄積&熟成させまくった恨みつらみをパートタイムに発散するベテラン主婦多いですよん。アルバイト時代はよくそんな話を聞き流したもんです。
たまにめんどくさくはなるけれど、料理好きな人の基本パターンはだいたいこれ
ネリコはどちかというと料理をするのは好きな方みたい。結婚をして、シマくんと住んでいるわけですが、一番うれしかったのはマイキッチンができたこと。
「これで思う存分、自分の置きたい場所にキッチン用品を整理してやるぞ」と思ったっけねぇ。実家だと、キッチンはネリコ母の城で、自由にならなかったんです。
ネリコ母は料理が唯一の趣味のような人で、たまにめんどくさいとは言いながらもうん十年間「自炊」に明け暮れている人でした。今もですけど。
そんなネリコ母の台所に立つ後ろ姿を見ながら、(つまみ食いしながら)育ってきたので、レシピだとか献立なんていう言葉はほぼ知らずに育ちました。
冷蔵庫にある食材からその日の気分で作れそうな料理を作る。
買い物は、その時に安売りしてたり美味しそうだたったり、食べたいものをランダムに放り込んでおく。
つまり、カチカチに決めたりしてないんですね。
たまたまネリコが食べたいメニューだった日の夜はめちゃくちゃうれしいんですよ。そのうち、買い物の時に母が何を買っているかで「もしかして今週はあのメニューかも……」と予想したり。いいトレーニングだったみたい。
ネリコ母がレシピを開いて頑張るのはクリスマスの夜だけでした。つまり特別な日にしかレシピを開くことはなし。
気軽に作れている人ほど、自分の食べたいものに忠実だったりします。
毎日のごはんづくりは家族のため?
「いや、作り手が食べたいものを食べるために作っているんだよ」と言われるでしょう。間違いなく。
どうすれば毎日のごはんは楽に決められるの?
献立を考えるのではなく、お気に入りの味付けを覚えておく。
たぶん、料理が嫌じゃない人の頭の中はこれだけです。
冷蔵庫にある食材を、どの味付けにしたいかを思い浮かべているだけなので、わざわざレシピを開く手間を省いています。
だって料理なんてね、食材を食べやすい大きさに刻むだけなのよ。
それに塩かけたらもう料理ですよ。
塩サラダいっちょ上がりですよ。え……?しょぼすぎる??
だったらレモンでも振っておいたらどう?さらにオリーブオイルをかけたらおしゃれ。本格的なサラダってことで。でも、そんなもんです。
料理が嫌だという人にそう言ったら、「その味変が思い浮かばないの!そんなシェフみたいなことできないから困ってるの!」と言われました。
なるほど。でも、思い浮かべているわけじゃなくて、もうパターン化させてるだけなんですね。
サラダの味=「塩・レモン・オリーブオイル」がネリコの定番というだけ。
生で食べられなければ火を通す。肉をオリーブオイルで焼いて、それに塩をかける。レモンをかけたらさっぱり。
はい、メインデッシュの完成。
サラダの時と調味料は一緒なのに、違うものが作れます。
料理の基本は「切る・火を通す・味付け」。
だから、お気に入りの味のパターンを持っておく。
塩・オリーブオイル・レモンをつかったらイタリアンな感じ、みたいな。
スープだって、簡単。
鍋に肉と野菜を入れて、オリーブオイルで炒めたら、水を入れて煮込みます。
柔らかくトロトロになるまで煮込んだら塩で味を調えれば、いちばん原始的なスープの完成。
料理好きな人の家に調味料が多いのは味のパターンが多いから。どこの国のどんな味が好きか。
材料を変えれば、ほとんど同じ味付けでいいんです。
レンジでチンした野菜に、味をつければ何品でも増やせます。
なんでも美味しくまとめるコツは一緒にチンする野菜を2種類までに絞ること。2種類しか使わなければ、どの組み合わせでも失敗なし。
例えば、「ニンジンとチンゲン菜」とか「ニンジンと玉ねぎ」とか「ニラと玉ねぎ」とか「ニンジンとジャガイモ」……なんでもいいんですけどね。2つまでなら、味がおかしくならないのでおすすめです。
チンしたら、水気を絞りましょう。
そして家にある調味料を気分に合わせてぶっかけたら1品完成!
マヨネーズ。ポン酢。醤油。塩。ドレッシング……なんでもあり。
以外に美味しいのが、ふりかけ。
「ゆかり」や「おかか」はごはんにかけるだけじゃない!
野菜にかけても美味しいですよ。
こだわりを連ねたらきりがないけれど、家庭の料理なんてこんなもんなんじゃないかな?ほっぺたが落ちるような料理はプロに任せておけばいいでしょ。
こういうパターンに味をしめたら……ちょっとずつ調味料が増えていくんですね。だって調味料があればあるほど、パターンが増えて、飽きないから。
それでも料理が嫌いな人の克服パターンは
味から決められない友人は、”この材料があるときは「〇〇」を作る!”とパターンができてから楽になったそう。
「いままでは、あれがないと作れない、これが足りないって思ってイライラしてたけど……最低限あればそれっぽくなること気が付いた!」とのことです。
たとえるなら「ゴーヤチャンプルー」にはゴーヤさえあれば、ちょっと物足りない「ゴーヤチャンプルー」にはできるってこと。
本当は、卵と豆腐がいるんだけど……ないわ!
まぁいいよね。代わりに……モヤシしかない?だと。あ、肉もないわ。でも、ツナ缶はあるし……作っちゃえ。だってゴーヤはあるんだもん♪
こんな感じになれば、お料理マスターってことみたいです。