2021年1月、ついに複数の保険会社で火災保険の値上がりが実施されましたね。
値上がり前に再契約を済ませれば安い保険料で10年間乗り切れたのですが、シマは事実を知ったのが遅く、間に合いませんでした -ω-
しかし!ゆっくり検討する時間ができたと前向きにとらえ、保険の契約内容から見直す事にしました。
前回の記事では、建物と家財の保険金額(いくらまで補償してもらうか)について、検討した結果を紹介しました。
今回は、補償範囲と費用保険金、特約の3つについてと、見直しで感じたメリットについて紹介していきたいと思います。
1.契約中の火災保険の内容
まずは、契約中の保険内容について、改めておさらいです。
<保険情報>
・損害保険会社:AIG損害補償(株)
・保険の種類:ホームプロテクト総合保険
<保険金額>
・建物の保険金額(火災):2,000万円
・建物の保険金額(地震):1,000万円
・家財の保険金額(火災): 300万円
・家財の保険金額(地震): 150万円
→見直しの結果、変更なし
<補償範囲>
・火災、落雷、破裂・爆発:〇(免責なし)
・風災、ひょう災、雪災:〇(免責なし)
・水災:×
・建物外部からの物体の落下・飛来:〇(免責なし)
・水濡れ、騒じょう、労働争議、盗難:〇(免責なし)
・不測かつ突発的な事故:〇(免責1万円)
<費用保険金>
・事故時諸費用保険金:10%(最大100万円)
・残存物片付け費用保険金:〇
・地震火災費用保険金:〇
・損害防止費用保険金:〇
<特約>
・地震火災費用保険金支払割合変更特約(支払割合50%)
・ローン利用者集団扱特約(ローン期間:35年)
・長期保険料一括場合特約
・継続契約の取り扱いに関する特約
・長期保険保険料払込特約(地震保険用)
・保険契約の自動更新に関する特約(ローン利用者集団扱い特約用)
2.補償範囲について
2.1.火災、落雷、破裂・爆発、風災、ひょう災、雪災
火災保険の基本となるものですので、これらは特に検討しませんでした。
2.2.水災
保険料を抑えるポイントとして有名なのが、この水災です。
発生すると被害額が大きくなりやすいので、その分保険料が高くなりやすいんですね。
一方で、今住んでいる地域の水災リスクは比較的調べやすいので、リスクが低い場合は簡単に外せてしまう内容でもあります。
シマとネリコの家は、近くに川や崖がなく、ハザードマップ上も浸水リスクが低い所にありました。
水災の補償は元の契約から外していましたので、そのままにしました。
2.3.建物外部からの物体の落下・飛来、水濡れ、騒じょう、労働争議、盗難
これらのリスクは、どれだけ高いのか調べてみましたがよく分かりませんでした。
ただ、この家に住み始めて約3年、近所で空き巣被害や不審火があったりしたので、精神的な余裕のためこの補償は入れることにしました。
2.4.不測かつ突発的な事故
ネットでたまに見かける「火災保険をお得に使う方法」の肝になるのがこの補償です。
不測かつ突発的な事故とは、例えば
というように、日常生活で“うっかり”何かを壊してしまった時の事を言います。
損保ジャパンのデータによると、保険料を支払う事故件数ランキングの、1位は水災・風災・雪災、2位が破損・汚損(=不測かつ突発的な事故)だそうです。
けっこう活用している人が多いみたいですね。
しかし、ここで思ったことがあります。
保険会社の立場からすると、請求の多い項目は高い保険料を取らないと経営が成り立たなくなってしまいますよね。
つまり、使う機会が無いと結構な金額が無駄になってしまうのではないでしょうか?。
注意力の低くてしょっちゅう物を壊す人のために、慎重であまり物を壊さない人が保険料を払っている状態です。笑
シマは派手に物を壊したことが無いので、この補償は外すことにしました。
3.費用保険金について
3.1.事故時諸費用保険金
災害や事故にあった際、建物や家財の買い直しは主契約で可能ですが、仮住まいの部屋代や、日用品など、色々と出費が重なります。
そういった費用は必要額の見積もりも難しいため、使い道に制限のないこのお金は、非常に助かると思います。
よって、事故時諸費用保険金は採用です。
3.2.残存物片付け費用保険金
3.1.事故時諸費用保険金と同じで、これも必要な費用の見積もりが難しい内容だと思います。採用。
3.3.地震火災費用保険金
何度かお話ししていますが、シマは家を失っても建て直したいです。
地震火災はでは50%までしか補償されないため、+αの補償を受けるために採用しました。
後ほど、地震火災費用保険金支払割合変更特約の項で詳しくお話しします。
3.4.損害防止費用保険金
この保険金は、外せませんでした。笑
保険会社もできれば保険金を払いたくないので、「出来るだけ対策してね」ってことだと思います。笑
4.特約の内容検討
割引系の特約は自動付帯となるので、割愛します。
選択した特約は、「地震火災費用保険金支払割合変更特約」のみでした。
通常、地震保険では火災契約の50%の補償しか受ける事ができないため、家を建て直すのに必要なお金の半分しかお金が補償されません。この特約を付けると最大で100%(+50%)まで上乗せする事ができます。
住宅ローン返済中に家を失うと、住む場所は無いのにローンだけが残るという悲しい結果となります。
この特約を付けるとかなり保険料が跳ね上がるのですが、シマは万が一地震で家を失った場合でも頑張って建て直したいので、必要かなと思いました。
不足分は預金で備えるという選択肢もあるにはあるのですが、貯金を1,000万円も貯めて、かつそれには絶対に手を出さないというのは、少々現実的ではないかなと思います。
1,000万円もあれば、年利5%で運用すれば税引き後でも年間40万円の資産収入になります。貯金より資産運用したいです。笑
少々話がそれましたが、地震火災費用保険金支払割合変更特約はやっぱり必要という結論になりました。
5.見直しの効果とメリット
5.1.見直しの節約効果
色々と再検討しましたが、変更点は「不測かつ突発的な事故」を補償範囲から外すのみにとどまりました。
最初に契約する時もちゃんと検討していたんだな~と自分に感心しつつも、意外と安くならなさそうで少し残念です。
節約効果は、月額に換算すると90.8円でした。笑
5.2.見直しのメリット
金銭的な節約効果よりも、こっちの方が有意義だったと感じます。
感じたメリットは以下の通り。
・今どんな内容の保険に入っているかを再認識できた。 ・家財の総額計算で、家に無くてもいいと思えるものが大量にある事に気付いた。 →物欲が更に下がった。笑 ・有事の際に何をすべきなのかが、何となくシミュレーションできた。
特に3つ目は、すごく重要なことなんじゃないかと思います。
知識ゼロの状態で災難に合うと、分からない事だらけで色々な不安やストレスに襲われると思います。
しかし、どういった手続きが必要なのか、どんな保障が受けられるのかなど、何となくでも分かっていると、不安はストレスはかなり低減できるのではないかと思いました。
6.まとめ
シマとネリコの家では、火災保険の値上げに伴い保険内容の見直しを行いました。(値上げには間に合いませんでしたが。笑)
保険金額や補償範囲を1つずつ、自分たちの価値観や生活に合っているかを確認しました。
見直しの結果、ほんの少しだけ保険料が節約できることが分かっただけでなく、身の回りに物があふれている事や、災難にあった時にすべき事が分かりました。
この検討の後、保険会社にプランの変更をお願いする前に、比較サイトを使って他社の見積もりも比較してみました。
他社との比較結果については、次の記事で紹介したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました ^^