こんにちは、シマです。
これまでの記事では、火災保険の補償内容の見直し、保険会社の見直しを行い、損保ジャパンの火災保険に切り替えるところまで紹介してきました。
切り替えが決まったところで、損保ジャパンのプランから改めて補償内容を検討しました。着目したのは、免責と地震火災特約です。
今回の記事は、免責についてまとめました。
この記事を読めば、免責設定のお得度が分かるかと思います。
1.免責に着目した理由
火災保険の目的は、「滅多に起こらないけど、万が一起こった時に破綻を防ぐ」ことにあります。
仮に免責設定を10万円にしていても、その分を現金で備えておけば保険の役割としては十分です。
免責設定がないと、簡単な事故でも補償が受けられるため、保険会社の負担が大きくなります。
逆に言うと、免責設定をすれば保険料が下がりやすいのではないかと考えました。
そこで、前回紹介した保険見直しラボの担当者の方にお願いし、免責設定を1万円、10万円の2パターンで再見積もりをしました。
ちなみに、免責なしではなく1万円で見積もりした理由は、1万円以内の損害で済む事故は、火災保険を使おうと思わない(思い付かない)と考えたからです。
1万円は現金で備えます。
2.再見積もりをした火災保険の内容
<保険金額> ・建物の保険金額(火災):2,000万円 ・建物の保険金額(地震):1,000万円 ・家財の保険金額(火災): 300万円 ・家財の保険金額(地震): 150万円 <補償範囲> ・火災、落雷、破裂・爆発:〇(免責1万円or10万円) ・風災、ひょう災、雪災:〇(免責1万円or10万円) ・水災:× ・建物外部からの物体の落下・飛来:〇(免責1万円or10万円) ・水濡れ、騒じょう、労働争議、盗難:〇(免責1万円or10万円) ・不測かつ突発的な事故:× <費用保険金> ・事故時諸費用保険金:10%(最大100万円) ・残存物片付け費用保険金:〇 ・地震火災費用保険金:〇 ・損害防止費用保険金:〇 <特約> ・地震火災特約(地震火災50プラン)
3.見積もり結果
●免責1万円の場合
保険料:280,220円
建物:218,320円
家財: 61,900円
1カ月分の保険料:280,220 / 120 = 2,335円
●免責10万円の場合
保険料:258,640円
建物:202,800円
家財: 55,840円
1カ月分の保険料:258,640 / 120 = 2,155円
その差は月180円。1年で2,160円となりました。
補償額の差が9万円なので、計算上41年8カ月以内に火災保険を使う場合は免責設定は1万円の方が有利となります。
90,000円 ÷ 180円 = 500カ月 = 41年 8カ月
火災以外で補償される内容は、「落雷」「破裂・爆発」「風災・ひょう災・雪災」「物体の落下・飛来・衝突」「水漏れ」「騒じょう」「盗難」と沢山あります。
昨今の異常気象を考えると、落雷、風災、雹債、雪災、物体の飛来・衝突辺りは、40年もあれば1回くらい遭遇してもおかしくないような気がします。
また、免責の金額が高いと、保険利用へのハードルも上がるというデメリットもあります。
例えば、泥棒が住宅への侵入を試みて防犯ガラスを割ったとします。
仮に侵入されなかったとしても、防犯ガラスの修理費用として3~5万円の出費が必要となります。
免責設定が1万円であれば2~4万円の補償を受けられますが、10万円で設定していると補償を受ける事ができなくなってしまいます。
保険の目的から考えると免責額は大きくていいですが、金額と確率の観点で言うと免責設定のコスパは良いのではないかと思いました。
以上の事から、免責の設定による節約はやめる事にしました。
4.まとめ
火災保険の免責設定について、お得かどうかを計算してみました。
結果としては、免責1万円→10万円への変更により、月額180円の節約になる事が分かりました。
一方で、41年8カ月以内に火災保険を使う機会が訪れる場合は、免責金額は1万円にしておいた方がお得になる事も分かりました。
シマは、免責1万円で契約しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました ^^
次回は、地震火災特約について紹介します。