子なし専業主婦の一日のタイムスケジュールは気ままなものです。
ネリコの日記ブログへようこそ。
共働きが当たり前のような昨今、友人に「昼間ひとりで何をしているの?」と聞かれました。
その友人も今は子なしですが、平日は毎日フルタイムのパートをしているそうです。
家にひとりでいると、家事を一通り済ませてしまったあと退屈だと言っていました。
立派だなぁと思います。
専業主婦になってから「働く」ってなんだろうな、とよく考えます。
もしも嫌なことを一つもしていないことが「働いていない」「何もしていない」ということなら、心の中は閉塞感でいっぱいだろうなと思うのです。
わたしの専業主婦としての過ごし方はというと、思いついたことをやって作りたいものをつくり…
ひとりの時間はあっという間に過ぎていきます。
誰ともしゃべらなくても平気です。寂しさはまったく感じません。
根暗なのかしら。
専業主婦で子なしのルーティーンは
「子なし」「子あり」という区分は好みではありませんが、キーワードは入れておくことにしましょう。せっかく書いているのですからね。
めずらしく朝からお風呂に入りたくなりました。
わたしはお風呂があんまり好きじゃないのです。
できる限り入りたくないなーと、たぶん思っています。ぐうたらしていますね。
今日はゆったりゆったり湯船に浸かりました。体もピカピカにごしごし磨きました。
痒かったからです。お風呂からでてきたときには、リビングにたくさん光が入るようになっていて、部屋が温まっていました。
まだ秋なのに北向きの我が家は凍えるくらいに寒すぎたので「これは紅茶を飲むだけじゃ温まらないな」と思ったのでした。
だから南の窓からお日さまが照っているのがうれしいです。
雲ひとつない澄み渡った秋空です。
空気はりんと冷えていますが、今日も温かい一日になるでしょう。
体があたたまると自然と動く気にもなってきます。
だから今日こそは「はちみつレモン」を漬けましょう。
冬に向けて準備をするのです。はちみつレモンを浮かべた紅茶を飲みたいと思いました。
マグカップをほぅっと両手で包み込みながら、レモンとはちみつと紅茶の合わさった湯気を顔に感じたら間違えなく手先も心もあったまります。
ささやかな願い事です。
思いつきはいつも「ちょっと足りない」気持ちからやってきます。
叶えたいことは、いつもちょっとしたことです。
ちょっとしたことだけど、面倒だと思ってしまいます。想像してる間は夢を見るように目をつぶって、ぱぁっと目を開いたらそこにもうあったらいいのにと思います。
散歩の途中で思うこと。稲荷さまは何の神様?
東向きに佇む小さな神社は秋にもまた桜が咲いています。
冬にも咲いている不思議な桜の木です。
なんど花びらが散っても、年始からずっと結ばれているおみくじが秋咲きの花と一緒にそよいでいます。枝だけであるところを見たことがありません。
運動不足を気にして散歩をしたら、ちょっと寄って手を合わせてみるのです。
小さな稲荷社の狐の置物はいつも誇らしそうに白い陶器の胸をはっていて、凛と背筋を伸ばしています。見つめ合うと秋の空気のように凛々しい気持ちです。
かけまくもかしこき いなりおおかみのおおまえに
とはじまるのは稲荷祝詞です。
稲が成るから稲荷なのだよ。と聞きました。
稲荷神社とは五穀豊穣を祈ったことにはじまります。
お稲荷さまはこの星の「増やす力」そのものだよ、といいます。
人が持ってきたものを増やすんだよ、と聞きました。
たとえそれがどんなものであっても本人の思いのままに増やしてくれるそうです。
人の数だけ想いがあるのでしょうね。
たくさんたくさん叶えられて、バトンのように繋がってるのですね。
想いも実っては土に返っていくようです。
それは稲穂のように。
秋になると田んぼのあぜ道を思い出します。
稲穂がキラキラと輝くのを見ながら、どうか長生きしてくれますようにと愛犬の健康を願いながら歩いていたのでした。旦那のシマくんと出会う前の話です。
またいつかどこかであの子に会えたらいいのにと思います。
稲荷信仰の起源は古く、わたしのような人の願い事をたくさんたくさん聞いてきたでしょうか。
お腹いっぱい食べられますように。
長生きできますように。
そうして手を合わせる顔ぶれや風景さえも変わっていくところを見つめてきたでしょうか。
切実に悩むということがなくなっても、ますます願い事は尽きることがないようです。
毎日、増えていきます。
あしたにゆうべに いそしみつとむる いえのなりわいを
ゆるぶことなく おこたることなく
と続く稲荷祝詞にはずっと受け継がれてきた信仰の本質を垣間見るような厳かさがあります。
かきわにときわに いのちながく
うみのこの やそつづきにいたるまで
いかしやぐはえのごとく たちさかえしめたまえ
古今東西、だれもが願ってきたことはずっと変わっていないのでしょう。
人から人へこれからもずっと伝わっていくのでしょう。
そんなわたしの願い事も決まっていつも、いつまでもしあわせでいられることです。
だから今日をどんなふうに過ごそうかなと立ち止まってリラックスしたら自分の心に聞いてみます。
「産めよ 増やせよ 地に満ちよ」は聖書の一節で、キリスト教ですが稲荷祝詞ともどこか似ているような気がします。
西洋ではぶどうの木が豊穣のたとえですが、日本では八桑枝(やくはえ)なんですね。
聞いたとおりにお稲荷さまに手を合わせてみます。
いままでもこれからもずっとずっと意が成りますように。
専業主婦ができること。わたしの過ごし方
さて、何かをふと思いついてから行動に移す日が来るまでじっくり待っています。
気分がのっかって、ある日突然「がぜん取り掛からないと気がすまない!」となるまでアイディアはぐっすり寝かせる派です。
今日はついにその日が来ました。
お菓子の準備をしましょう~はちみつレモンと和梨のコンポート
なんだってすぐにはでき上らないし、できるようにもならないのです。
知識も経験も、おいしくできるだろうというちょっとした勘どころも、少しずつ増えていきます。
はちみつレモンのために、瓶を煮沸消毒します。
ついでに和梨のコンポートも作ることにしました。
和梨のコンポート
皮を剥いて真中をくり抜いた和梨が300グラムほどだったので、砂糖は控えめの100グラムにしました。
ちょっと面倒だったので圧力鍋を使うことに。
オーソドックスな作り方だと、水を足しながら焦げないようにしながら20分もめんどうをみるみたいなんです。ささっと作りたいのに20分も煮詰めるのはハードルが高すぎます。
ハードルはどんどん下げます。
フラットになるまでは動きたくありません。
圧力鍋で作るなら水は少なめに。
半分に切った和梨が半分浸かるぐらいの500ccを入れました。
シュコシュコと鳴ったら、火をとめます。
そして圧力ピンが下がったらすぐにジャストサイズのホーロー鍋に移しました。
よく火が通っています。
これから味を全体に染み込ませないとね。
ジャストサイズの小さなホーロー鍋は我が家の名脇役といったところ。
一つしかないから、しょっちゅうオファーをかけてしまいます。
専用の蓋も保存に便利。
蓋を閉める前に、バニラオイルを数滴ふって、ラム酒を回し入れました。
これで完成です。
冷ます間に風味が馴染むはず。
週末まではほったらかしにしましょう。
気分がのったら、和梨のコンポートでタルトを作っておやつにします。
自家製はちみつレモン
さて、はちみつレモンの最大難所は難関は、瓶を煮沸消毒するという壁を超えるところです。
レモンの輪切りはできる限りうすーく切りますが、厚さを調節できるスライサーがあれば一瞬のこと。面倒というほどではありません。
煮沸消毒の終わった瓶にレモンを入れたら、はちみつをなみなみと注ぎ入れるだけ。
一晩は常温でほったらかしにして、気分のいいときに振って混ぜてあげます。
それ以後は冷蔵庫で保管すればOK。
レモンとはちみつを一週間ほどなじませてしっかり味が染みてから使うことにしましょう。
瓶に入れるだけでかわいいですね。
寒い冬はこのままインテリアにもなってくれそうです。
傷ませたくないので冷蔵庫で保存しますが、使うときに取り出して並べるところを想像してじんわりと嬉しくなります。
はちみつレモンが上手に浸かったら、きっとマドレーヌを焼きましょう。
「せっかくマドレーヌの型を買ったのに、マドレーヌは全然焼かないね」と旦那氏に言われたのを実は気にしてるのです。
だってねマドレーヌって小さいし、一回に9個しか焼けないのにすぐ食べちゃうじゃない!
出来上がる量のわりにバターもたっぷり使うしね。
クッキーだったら20枚は焼けてるよ。
マドレーヌはわたしが焼くお菓子の中で一番高級かもしれません。
だからシェル型のマドレーヌに輪切りのはちみつレモンをのせたらきっとため息がでるくらいステキなお家カフェになります。
わたしも旦那氏も甘いものに目がありません。
お料理で楽に贅沢する工夫~にんにく醤油
瓶を3つも茹でたので、にんにく醤油も作ることにしました。
にんにく醤油はお料理大活躍するんだってYou Tubeで見つけたのです。
にんにくの皮をきれいにとって醤油に漬け込むだけですが、わたしはみりんと醤油を合わせておきたくなりました。
みりんと醤油を煮立たせてから、瓶に詰めたにんにくへ注ぎかけます。
なんでも瓶詰めは1週間後が食べ頃みたいですね。
煮沸消毒した瓶を使えば冷蔵庫で1年は保存できるはずなのに、半年もたたないうちに無くなってしまいます。
そんなことを言っているそばから納豆卵かけごはんが今から楽しみだから、瓶が空になるのはあっという間でしょう。
ピッタリな量が出来て満足です。
季節の移り変わりを飾り付ける~クリスマスに向けて
冬はさむいけれど、楽しみはたくさんあります。
冬のリビングを飾り付けるからです。
クリスマスが控えているし、ケーキをどうするか考えなくてはいけません。
市販のケーキを買ってもいいのだけれど、結婚して3年の間にずいぶん腕を上げました。
ココア生地のスポンジを失敗したと思って悲しくて焼き直してみたら意外にも食べられそうだと、2段に重ねたクリスマスケーキは2020年のもの。美味しくて食べ応えたっぷりでしたね。
メインディッシュも何を作るのか、今年はどんな飾り付けをコレクションするのか…
クリスマスに向けてやることは多いです。
サンタクロースのステキなお人形が見つかってほしいし、いずれは部屋の片隅に天使の置物をそっと忍ばせたいです。
今年からはちょっと大人びた飾り付けに手を出して飾り付けたいと気持ちがあります。
可愛らしいクリスマスイベントではなく、聖夜を意識できるようなクリスマスをこのお家でお祝いできたら、新婚のころフランスへ行ったときのような気分に今年もなれるはずだからです。